2021年10月にビジネス会計検定を受験してきました。その際の受験記録は、以下になります。
第29回ビジネス会計検定2級を受験してきた記録
タイトルは「ビジネス会計検定2級に2カ月勉強した方法」ですが、合格したら、「合格した勉強方法」にタイトルを改定します。合格発表の前日ですが、どのように勉強したか記録を残しておき今後誰かが受験する際の参考になればと思います。
合格していたら、合格するための勉強ですし、不合格でしたら、この勉強方法では不足している可能性も加味していただけたらと思います。。(お願い合格してて。。。)
追記 2021年11月18日
無事合格できました!ブログタイトルも「合格した方法」に追記しました!
子育て世代で且つ仕事をしながら合格を目標にし、どのように勉強したことを解説していきます。
前提
受験した私の前提を記載しておきます。
簿記2級保持(2017年頃取得)
ビジネス会計検定3級は未受験
子育て中の会社員
受験記録は、以下の記事をご参照ください。
第29回ビジネス会計検定2級を受験してきた記録
ビジネス会計検定とは
ビジネス会計検定とは
ビジネス会計検定試験は、財務諸表に関する知識や分析力を確認する試験です。
簿記の場合、財務諸表を作成することに主眼が置かれておりますが、
ビジネス会計検定は、財務諸表が表す数値を理解し、ビジネスに役立てていくことが重点されております。
主催は、大阪商工会議所になっています。
試験難易度
簿記2級を勉強した人には、2~3カ月集中して勉強すれば十分合格できる難易度という印象です。
ビジネス会計検定2級は、勉強すれば報われる試験だと思っています。というのも、本試験の内容が、過去問題の類似した出題が多く対策が立てやすいからです。後段で述べますが、3冊の参考書・問題集を勉強すれば、財務諸表の読み方や分析力のベースが養われる試験です。
簿記3級やそもそも会計とは?という初学者は、もう少し長めに勉強時間を見とくか、
2級からではなくビジネス会計検定3級から順にステップアップしていくか、
LECの通信講座や クレアール で簿記3級・2級を勉強、取得しておいたほうが効率的かなと考えています。
利用した参考書・問題集
私が、利用した参考書と問題集は以下3点です。
この3冊に絞って勉強すれば、合格圏内には十分届きます。
逆に言うとこの3冊の購入は必須でした。
①ビジネス会計検定検定公式テキスト
大阪商工会議所が出している、ビジネス会計検定の公式テキストになります。こちらが、試験範囲を網羅しており、教科書としての位置付けですね。
なお、参考までに、3級の公式テキストは、こちらになります。
②ビジネス会計試験対策問題集2級
次に、ビジネスアカウンティング研究所が出版しているビジネス会計検定対策問題集2級です。こちらは、問題集という位置づけです。①の教科書にも途中に問題がついているのですが、圧倒的に少ないです。なので、この問題集を使って補完します。
なお、参考までに、3級の公式テキストは、こちらになります。
③ ビジネス会計検定検定公式問題集2級
最後に、ビジネス会計検定の公式問題集2級です。こちらは、過去問になります。資格試験の勉強の王道である、「過去問を制するものは合格に近づく」という理論にビジネス会計検定は基づいた試験の印象です。類似の問題も本番試験で出題されてましたし、なにより、この公式問題集は、総合問題が多く収録されてます。ビジネス会計検定は、総合問題の出来不出来が合格に直結するので、この公式問題集で総合問題をゴリゴリ解くことは必須です。
口コミであるのですが、解説は、結構味気ないです。公式テキストの第9章4節参照くらいで終わっていることも多々ありますが、まぁ、公式テキストと過去問題集セットだと思いましょう。
勉強期間と勉強時間
勉強期間は、
2021年8月20日頃に上記、3冊を購入しました。
試験本番が2021年10月17日でしたので、約60日ですね。2カ月弱が私の勉強期間でした。
勉強時間は、2021年8月中は、あまりできず、①の公式問題集を読んでいた感じです。
並行して、公式問題集に対応する、問題演習をすすめていました。
9月20日の試験1カ月くらい前からは、②と③の公式問題集の総合問題に取り組みだしました。
基本的には、毎日大問1個分の総合問題を解いて、総合問題の解き方をマスターしました。
平均すると以下のような感じでしょうか。
前半はやや勉強時間を確保できていませんでしたが、後半は、毎朝、勉強するようにしていました。
平日:朝1時間程 土日:2ー3時間
累計60時間くらい
なかなか、育児をしていると土日は、子供を外に連れていったり、平日は、仕事があったりで育児世代の会社員は時間確保するのが難しいですが、私は、朝5:30頃に起きて、6時頃から1時間ほど勉強するようにしておりました。
7時くらいになると子供も起きてきて、朝の支度やらでバタついていたので、このような感じですね。
ビジネス会計検定に合格するためのコツ
ビジネス会計2級は、大問4問構成です。過去数年はこの傾向でした。
大問1,2が一問一答形式で、正誤問題や計算問題です。
大問3,4が総合問題で、PL/BS/CFを対前年比較や別会社比較して、財務諸表の空欄を埋める問いや、分析指標を算出する問題です。
合格の為に、優先すべきこと総合問題をマスターしておくことです。
なぜなら、大問3と4の問題が全体の問題の半数以上を占めているので、ここを苦手とすると合格が苦しくなります。
でも安心してください。これは、過去問題集や演習で10回くらい解いてくると、
「あ、この問題はこう解けばいいな。」
「あれ、これは前も似たような問題あったな」
という感覚が掴めてくると思います。
なお、過去問は、ビジネス会計検定のHPでも一部参照可能です。
どのような問題が問われているか雰囲気を掴んでおきましょう。見た最初はこんなの解けるかなと思いますが、最初はそんなもんです。勉強していくと解けるようになってきます。
ビジネス会計検定の受験を誰におすすめ?
まず、大学生ですね。大学生のうちに勉強しておくと就職活動の際、志望する企業分析に役立ちますね。他の人よりは、深みのある企業分析ができるようになります。
次に、社会人です。社会人で簿記やビジネス会計を勉強しておくと、定量的に物事を考えられるようになります。財務諸表は、ビジネスするうえでの共通言語ですからね。
管理職を目指している人は、取っておいて損はないと思います。マネジメントで財務諸表・会計がさっぱりだと目指すべき方向もわからなくりますしね。
あとは、株式投資している人ですかね。財務諸表分析をしようと思っている人は、体系的に学ぶ為に活用するのもありかなと思います。資格を取ったから、投資成績があがるとは思いませんが、PERやROE、ネットレバレッジレシオがなんなのかよくわからない。。という人はビジネス会計検定で学ぶことが可能です。
ビジネス会計検定後に何をしているか
簿記1級の勉強とUdemyでオンライン講義を受講しております。簿記1級の資格勉強を再開しようと思っていたのですが、投資や仕事・ビジネスをするうえで、財務諸表分析を実務レベルには身に付けておきたいので、オンライン講義を受講しております。2021年11月現在、2,400円だったので、今は、以下のUdmey講座を勉強中です。
【財務プロを目指す】エクセルで学ぶ財務三表モデル × 財務戦略シミュレーション
レビュー記事はまた、別途記載したいと思います。日々勉強ですね。
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