上場企業の経理として、約10年程働いております。
弊ブログでは、簿記と投資と勉強ネタをメインに記事しております。
主に、財務会計と管理会計の両方の仕事をしていました。年数としては、財務会計側の仕事が多めです。
上場企業の経理を就活で目指している人や、転職で経理を目指している人向けの記事になります。
経理職気になるけど、どういうことが必要になるの?という疑問について
実際に上場企業で働いている筆者が、経理(特に大企業)で必要なことをまとめてみました。
大企業の経理の特徴
経理でこういうことを勉強しておけばいいですよ~の話の前に、前提として、
大企業の経理の特徴についてお話しておきます。
上場企業でも、スタートアップの企業の経理とトヨタやソニーといった大企業の経理とでは、まず経理職の人数が全然違います。
私は、大企業の経理でしか、働いたことがないのですが、大企業の経理は、仕事が細分化されています。
ちなみに、経理職に限らず、大企業の場合、仕事が細分化されているのは、一般的な特徴でもあります。
経理も同じで、例えば、税務部・連結決算部・単体決算部といった具合に、業務分掌がはっきりわかれていることが多いと思います。
そういった、前提がありつつ、大企業の経理で必要なことを10年経理で働いて感じたことをお伝えしたいと思います。
簿記2級レベルの知識は必要
最低ラインとして、簿記2級レベルの知識は必要です。
というのも、経理の仕事は、会計処理を検討することがあるので、その前提として、簿記2級レベル知識は土台としてあったほうがいいです。
経理職を採用している場合においては、簿記2級は必須といった要件が求められることが多いですし、
社内の経理職に異動希望する際も、簿記の資格があれば、人より熱意を客観的に説明しやすいです。
私は、経理に異動になってから、簿記2級を取得しました。
クレアール私は、今は簿記1級をクレアールで受講しております。
なお、通信口座なら、クレアールがネットスクールがコスパがよくておすすめです。
Excelは、得意にしておいたほうがよい
経理とExcelは、切っても切れない縁です。
毎日Excelは、開きますし、膨大なデータを使います。
Excelは、仕事をしながら身に着けることができますが、不安な人は、UdemyやYoutubeで勉強しておくことをおすすめします。
Excelの操作や時短テクニックを知っておくだけで、業務効率が格段にあがります。
私はよく、Udemyで気になる講座を購入して勉強しております。
コミュニケーション能力は経理においても必要
経理なら、コミュニケーション能力いらないでしょ?って思っていませんか?
ぶっちゃけ私もそのイメージでした。しかし、実際に経理として働いて感じたのは、経理こそコミュニケーション能力を求められていると感じます。
上長に会計処理の検討結果を説明する際や、消費増税やインボイス制度導入されることで業務にどのように影響があるのか、営業やシステム部門に説明する場合に他部門の人と正しくコミュニケーションを取っておかないと仕事が正しく進まず苦労します。
経理って黙々と作業する人のイメージの人って私は思っていましたが、実際に経理として仕事をして感じたのは、経理こそ、数字・理論的に正しくコミュニケーション図る必要があるということです。
まとめ
最後にまとめです。経理職になろうと思っている人は、以下の3つの力が大事です。
①簿記2級の知識
②Excelが使える人材
③コミュニケーション能力=数値を使ってor会計基準に沿って論理的に説明できる
さらに、他の人と差をつけたい場合は、会計士レベルの会計力をつけたり、英語力を伸ばしたりとありますが、まずは、最低限おさえておきたい3つのことのご紹介でした。
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